ばけものと生きる

ひとの形でいるための闘秒日記

ばけもの紹介

闘秒日記をはじめます。

闘病、と書きたいけど そうするとほんとうに病とたたかっているひとと目をあわせられなくなってしまうので

日々とたたかう いまとたたかう そんな意味を込めて、闘秒日記とします

 

昨年12月頃から、心の中にばけものが棲みつくようになりました。

少しずつ、すこしずつ 明日を迎えるのが億劫になり

吸うと吐くは入れ違い、お化粧しながら同時に涙でメイクを落とすような そんな日々に変わっていきました

 

明確な境界線はありませんでした ほんとうに少しずつ、たまごの殻にひびが入るように 自分でも何故こうなっているのか全くわかりませんでした 

どうして明日が嫌なのかを言語化できず どこも痛くないはずなのに「痛い」と叫びたくなるような そんな感覚がありました

得体の知れないばけものが、自分の心を巣食っていると思っていました

 

先日、また明日を迎えることに軽い絶望をかかえていたとき、「でも明日は上司がいないぞ」と思ったのです

上司がいないということは その日限りではありますが、私の仕事に指摘をする人がいないということであり、その日を穏やかに終了させることのできる確約でした

そこでようやく自分は ばけものの正体に気がついたのです

 

自己否定を通り越して、仕事の中で自分のやることなすこと全てを否定されていたため

会社に行く、仕事をする ということが ほぼイコールで怒られる 叱られるということに結びついていたのです

もちろん仕事なので指摘は受けます ただそれが自分じゃどうしようもない部分であったり 前任の方の作業分であったり どうして自分が と思ってしまっていたのです

 

そこからやがて、「どうせ何しても怒られる」「考えたところで全部やり直しなんだから無駄」と もう1人の自分 ばけものにずっと言われていた(ような気がしていた)のです

 

私の体は健康そのもので 熱っぽいなと思って体温を測っても36度のような人間で

こころも 何も悪くないということになっています

でも確実にこのばけものは私の心に棲みついていて、今か今かと心を奪える瞬間を狙ってきます 心が喰われないようにしないといけない

自分がふつうであるために 自分として生活し続けられるように このばけものと共存しなくてはいけないと思い、この日記を立ち上げました

 

なるべく毎日 少しの変化も残せるように投稿していきたいと思っています 自分は強くないけど 弱い部分も大事にできるように

 

今日もこれから会社に行きます ばけものがいつまでい続けるのかわからないけど 共存できるその日まで 闘秒を続けようと思います

 

どうぞよろしくお願いします